言語聴覚学科の実習は3段階に分かれて、
病院だけでなく療育センターやことばの教室、
訪問看護ステーションなどでも実施しています。
言語聴覚学科における実習の特徴は、子どもから高齢者まで
幅広い領域で実施される点にあります。
障がいの種類や程度に応じた、話す力・聞く力、
食べる力や、飲み込む力など、人のもっとも重要な、
コミュニケーションや飲食に関わる
さまざまな問題について、臨床実習指導者と教員の連携による
指導を受けながら、臨床現場の中で評価・治療を経験していきます。
県内外合わせて
130以上の実習施設
- 沖縄県内の主な施設
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- ・浦添総合病院
- ・大浜第一病院
- ・大浜第二病院
- ・沖縄第一病院
- ・勝山病院
- ・介護老人保健施設 池田苑
- ・沖縄県立南部医療センター・こども医療センター
- ・ファーストハンドコミュニケーション
- ・とよみ生協病院
- ・名護市幼児ことばの教室
- ・南部病院
- ・デイサービス くばの葉
- ・沖縄協同病院
- ・沖縄中部療育医療センター
- ・宜野湾記念病院
- ・大道中央病院
※その他 施設多数
- 沖縄県外の主な施設
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- ・イムス板橋リハビリテーション病院(東京)
- ・竹の塚脳神経リハビリテーション病院(東京)
- ・香川こだま学園(香川)
- ・奈良県総合リハビリテーションセンター(奈良)
- ・春日居サイバーナイフ・リハビリ病院(山梨)
- ・出水総合医療センター(鹿児島)
- ・藤田医科大学病院(愛知)
- ・亀田ファミリークリニック館山(千葉)
- ・倉敷スイートホスピタル(岡山)
- ・今給黎総合病院(鹿児島)
- ・湯村温泉病院(山梨)
- ・藤元総合病院(宮崎)
- ・西諫早病院(長崎)
- ・芳野病院(福岡)
※その他 施設多数
実習スケジュール
- 関連施設見学
1週間
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1年次 | 8月
基礎的な介護技術に触れ、また多職種の存在を知る。地域で働く言語聴覚士の業務を知り専門職としての意識を高め、就職後の自己をイメージし、学習の一助とする。
- 見学実習
2日間
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1年次 | 2月
言語聴覚士の1日の業務を見学することで、一連の業務の流れを知り、また、管理や運営、責任などを見学することで、職務における言語聴覚士の役割と他職種とのコミュニケーションや連携について学ぶ。
- 評価実習
2週間
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2年次 | 2月
見学実習を通して学んだことに加え、臨床現場を体験し、その役割について再度学ぶ。また、学内で学んだ言語聴覚学の知識を応用し、言語病理学的評価・診断を行う。さらに、言語聴覚療法の治療計画立案を行う。
- 総合臨床実習
1期:8週間 / 2期:4週間
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3年次 | 5〜9月
言語聴覚士の日常業務全般を理解する。また、施設及び他の職種業務も併せて見学し、理解を深める。そのうえで、症例を担当し、評価・治療の一部を経験、最終的に症例報告書を作成し報告・発表を行う。
REPORT
実習体験後記
貴重な経験を積むことができ、
より勉学に励むキッカケとなりました-
実習に行く前は不安ばかりでしたが、実習を通して訓練の際のフリートークの意義や患者様から得られた情報を的確に伝え、共有できることの重要性について実感することができ、授業では学ぶことのできない経験を積むことができました。今後はより勉学に励みたいと前向きな姿勢になることもできました。
新垣 月乃さん読谷高校出身
知識や経験はもちろん何より必要なのは、医療人としての責任感
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実習で学んだことは、患者様と関わり働くことは、常に危険と隣り合わせということでした。臨床現場では、教科書通りにはいかないということも強く実感しました。患者様に関わるということは、豊富な知識、経験はもちろん、医療人としての責任感を持つことが何より重要であると学ぶことができました。
富元 杏香さん那覇西高校出身