INTERVIEW
スポーツ選手の支えとなる理学療法士
スポーツ選手を支えられる理学療法士になりたい
理学療法士としての大きな役割
患者さんと一緒に目標やゴールを考える
私は理学療法士として大切にしていることがあります。それは、「患者さんと一緒に目標やゴールを考える」ことです。理学療法士が一方的に目標やゴールを設定するのではなく、一緒に考え目標設定をすることで自分ごととなり、患者さん自ら目標に近づいていただくことを大切しています。治してもらいにくるのではなく、患者さん本人が問題点を理解し改善する方法を一緒になって考え目標を達成していただくことで、のちに症状が出る前に患者さん自身が気づき、同じようなことを繰り返さない予防になるかもしれない。そのように同じことを繰り返さないという予防法を、患者さんご自身に身につけていただくことも理学療法士として患者さんに伝えるべき、大切なことだと考えています。
厳しさの中に確かな愛情がある
沖縄リハビリテーション福祉学院は、他の学校に比べ厳しいかもしれません。しかしそれは将来、理学療法士として患者さんに真摯に向き合うためなんだと、今になって感じます。私が目指したスポーツという分野は、理学療法の1つの分野にすぎません。1つのことに特化して働くことの難しさや必要性を経験し、理解している先生方だからこそ私にしてくれたように学生一人ひとりに厳しく接してくれます。それは理学療法士になるためのものだけではなく、理学療法士になってからの行動や働きに必ず活きてきます。学院を卒業し勤務先で思うことになるでしょう。「沖縄リハビリテーション福祉学院で良かった」と。
これから理学療法士を目指す方へ

Takahiro Arakaki
新垣 貴大
バークレー整形外科スポーツクリニック 理学療法士/アスレティックトレーナー/スポーツトレーナー
2008 理学療法学科 卒業
理学療法士を目指す方の中には、ご自身もしくはご家族のケガや病気がキッカケとなり、理学療法士という職業を知った方もいるかと思います。その時に感じたケガや病気の痛み、またご家族に対して何もできなかった、悔しさや悲しさなどの経験は当事者にしか、わかりません。ケガや病気をなんとかしたい!と思う気持ちこそが理学療法士になるために大事にしなければいけない部分だと思っています。技術も大事ですが、気持ちの部分が一番大事です。ぜひ理学療法士になって一緒に困っている方をサポートしましょう!