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沢山の笑顔をつくれる作業療法士であるために

訪問支援員/児童管理サービス責任者

Yumiko Oshiro

大城 由美子

合同会社 ひらめき 勤務

作業療法学科 1996年3月 卒業

PROFILE
沖縄中部療育医療センター 勤務ののち、沖縄リハビリテーション福祉学院の専任講師へ。その後、様々なリハビリテーションの現場で経験を積み、現在合同会社ひらめきにて、児童管理サービスの責任者を務める。
INTERVIEW

患者様だけでなく、そのご家族の生活を豊かにしていくことが作業療法士の仕事

障害を持った従兄の存在、ボランティアサークルの経験から行き着いた答え

私には従兄に障害を持ったお兄さんがおり、車椅子に乗り下りしている様子や、ジェスチャーで私に一生懸命話をしてくれました。
その従兄の存在のおかげなのか、私は幼い頃から困った人を助けたいと思うようになり、
短大に進学してからは、ボランティアサークルに所属し県内の色々な場所でボランティア活動を行っていました。
ボランティア活動を通して、社会には不安や焦りを抱えている人たちが、こんなにもいることを目の当たりにしました。
当時の私に出来る事は限られていて、とても悔しい思いをしました。
「私にも何かできるようになりたい」と現実的に考えるようになり、行き着い答えが「作業療法士になる」ことでした。

仲間達の大切さを知り、私にとって大きな財産となった学院生活

私は、沖縄リハビリテーション福祉学院の第一期生となります。一期生という事で、先生方にとっても私たちは初めての生徒、講義内容や進め方なども、先生と学生みんなで試行錯誤の中、作り上げる講義という感じでした。
厳しい指導もありましたが、支え合える仲間に恵まれ、苦学を共にした、仲間の大切さも学ぶ事が出来たことは私にとって大きな財産となりました。
私達学生の為に、先生方も遅くまで、学院を開放して下り、指導、アドバイスを丁寧に行ってくださいました。
学生一人ひとりに寄り添いながら、各々の個性を引き出してもらえたと思います。

利用者様の笑顔、そしてご家族の笑顔が何よりの喜び

私は学院を卒業して、後に子供に関わるフィールドで療育をしてきました。
初めは緊張していた子どもでも、コミュニケーションをとることで笑顔になり、また、障害を持つ子どもを育てる保護者が笑顔になって帰っていく姿に、喜びを感じます。
学院を卒業した直後は、保護者支援が上手に出来ず、泣いてしまった事や、子どもたちとコミュニケーションを上手くとることが出来ず、泣き続けた時はとても悔しくて、この仕事私に向いているのか?と自問時したこともありました。
その経験を活かし、現在は、活動する場を地域支援に視野を広げ、保育園、幼稚園、小学校なども訪問し、生活支援という作業療法士のベースをもとに、人と人を繋いだり、医療と福祉と教育をつなぐ仕事に、やりがいを感じています。

子供たちが家族と幸せに生活できるように、そして子供たちが地域で生きるチカラを身につけられるように

私は、「障がいのある子供本人の自発性を尊重し、そのご家族が子供を大切に育み、楽しんで生活できる環境をつくる」には、どのうようにすれば良いのかを常に考えています。
重度の障がいのある子供も、表情やジェスチャー、態度で必ず要求を伝えてくれます。
それを私達がしっかり理解し、代弁してご家族さんに簡潔に、解りやすく伝えられるように、日々奮闘するのが私たちの仕事。
障がいのある子供と家族が、前向きに明日も頑張ろう!って思ってもらえる様に、本人とご家族に、寄り添える作業療法士でありたい!と思っています。
子供達の生活の場は近い将来、家族間だけではなく、地域や社会へと広がります。
患者様が「どのような形で人と関わり、自立に向け取り組んでいけば良いのか」を常に考え続け、患者様のライフステージ(成長過程)に寄り添うことを大切に、継続的な支援で関われる事を大切にしています。

これから作業療法士を目指す方へ

Yumiko Oshiro

大城 由美子

合同会社 ひらめき 訪問支援員/児童管理サービス責任者
1996年3月 作業療法学科 卒業

作業療法士は、とてもやりがいのある仕事です。患者様だけでなくそのご家族のライフステージに合った生活を支援、サポートしていくことは、患者様、ご家族の生きる力に繋がっていきます。作業療法は、日々経験すること全てが仕事に活かされるお仕事です。色々な事にチャレンジしていくことが立派な作業療法士へのステップアップとなります。