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患者様と真摯に向き合うことで、自分自身の成長に繋がっていくお仕事だと実感します

理学療法士

Miyabi Kakazu

嘉数 雅

社会医療法人敬愛会 中頭病院 勤務

理学療法学科 2015年3月 卒業

PROFILE
2015年本学を卒業後、社会医療法人敬愛会 中頭病院へ入職。脳梗塞で手足の麻痺や言葉がうまく話せない状態の祖父をリハビリテーションを通して前向きな気持ちに変えていく理学療法士の姿に憧れこの道を目指した。
INTERVIEW

医療人は卒業後も常に努力し成長していくことが必要な職業

高校生活をとおして、(将来のなりたい自分)をイメージし、考えついたのが理学療法士というお仕事でした

私は高校生活の中で、クラスや部活動の仲間と何かを成し遂げる事が好きで、行事等も活発的に取り組んでいました。
ですがその反面、自分自身の考えや思いを他者へ上手く伝えられず、人前に出る事に対しても苦手意識が強くありました。
学校生活での行事や部活動をとおして、一人では乗り越えられない壁にぶっつかった時に、チームワークの大切さや、支え合い助け合える仲間がいることは、互いに成長出来る良い機会だと実感しました。自分が今出来る事や、今の自分には足りない事を考えさせられる充実した実りのある三年間を過ごすことが出来ました。
その経験があったからこそ、将来なりたい自分をイメージして、理学療法士というお仕事に興味を持ち、目指しました。

祖父の長期入院からの、生活復帰を目指して、多職種の方々が情報を共有し連携する事で成しえる退院

ある日、祖父が脳梗塞で倒れ長期入院となり、その当時座ることさえも出来なかった祖父が、お見舞いに行くにつれ、立つ・歩くことが出来るようになっていく過程を見て、祖父も家に帰る為に、毎日担当の理学療法士の方とリハビリを頑張っているのが、とても印象的でした。
祖父が退院するころには、歩いて自宅の玄関を入って帰ってきたことを、家族でとても喜んだのを今でも鮮明に覚えています。
入院初期の祖父は、手足の麻痺があり、言葉も上手く話せず苛立って見えました。
その中で、理学療法士(基本動作や日常生活動作)、言語聴覚士(聞く、話す、食べる)、看護士、介護士、ドクター等、多職種の専門の方々が携わっている事を知りました。
多職種の連携のおかげで、祖父も自宅に歩いて帰ることを目標に、前向きな姿勢で長期にわたる入院生活を頑張れたのだと思います。

理学療法士は、一変した身体機能を改善する為に知識や技術を提供するだけでなく、患者様の気持ちに配慮することも大切です

急性期病棟で勤務しており多くの疾病を抱える方を担当しています。
発症直後に入院となる方が多く、入院する前の生活と一変し、身体機能の変化も大きく実感されることも多く、日常生活で当たり前のことが難しくなることで、落ち込みや辛い気持ちを受け入れなくてはいけない患者様にとって、とても不安定な時期です。
理学療法士は、基本動作の改善を目的とする職業ですが、その身体機能を改善する為の方法や目的を根拠に基づいて患者様へ説明したり、技術提供と結果で示す事で身体機能だけでなく、前向きな、姿勢や日常生活へ自立する自信にも繋げられる様に配慮することが大切だと思います。
そこが難しい部分でもあり、やり甲斐と感じています。日々自分の知識や技術を見直し、新しい事を知ることで自分自身の成長に繋げていけると思います。

これから理学療法士を目指す方へ

Miyabi Kakazu

嘉数 雅

社会医療法人敬愛会 中頭病院 理学療法士
2015年3月 理学療法学科 卒業

理学療法士は卒業後も自分が常に成長していく努力が必要な職業ですが、学んだことや考えが治療効果として患者様の笑顔につながることが多く、本当にやりがいを実感できるお仕事です。理学療法士は現在多くの分野で活躍するフィールドが広がっており、県内外様々な場所で働けるチャンスにあふれているお仕事です。